やりたいこと
BlenderではICO球とUV球という二つの球が作成できます。
ここでは二つの球を比較していきます。
環境
Blender:3.4.1.
比較
概要
ICO球
同じ正三角形のみで構成される球体です。
正N面体になります。(初期設定だと正20面体)
UV球
四角面と三角で構成される球体です。
上下の点を結ぶ面のみが三角形で他は四角形です。四角形は同じ形であるとは限りません。
見た目
細分化”3”でICO球を作成すると以下のようになります。
セグメント”32”、リング”16”をUV球を作成すると以下のようになります。
3Dの球というとこちらを想像する方が多いと思います。
続いて真横と真上から見たICO球を見てみます。(わかりやすいように辺を選択しています。)
続いて真横と真上から見たUV球を見てみます。
上のとおりICO球のほうがどの方向から見ても似た画像になっていることがわかると思います。(また全く同じではないこともわかります。)
編集
続いて編集したときの比較を行います。
下の画像はICO球の一番上の点と左の点を移動した結果です。
角度の差はありますが上と左で似た結果になっていることがわかります。
続いてUV球で同様の操作を行います。
左では四角錐幼な形で変形されていますが、上では円錐のような形で変形され左と上で編集結果か大きく異なることがわかります。
テクスチャ
比較画像はありませんが、球体にテクスチャを張る場合はUV球がいいとの記述を見かけました。
ただICO球でもできるのでさほど差はないようです。
作成できるメッシュ
ICO球を作成する際には細分化の値が設定できます。
細分化の値が”2”の場合、正20面体が作成されます。
細分化の値が1増えると作成される面は4倍になります。
つまり細分化”3”で正80面体、細分化”3”で正320面体になり、設定はかなりかいられているといえます。
UV球ではセグメント(上下の頂点間の分割数)とリング(一周の分割数)が設定できます。
UV球のほうが作成するメッシュを細かく設定できるといえます。
まとめ
ICO球 | UV球 | |
見た目 | 見る方向(角度)の影響が少ない | 見る方向(角度)の影響が大きい |
編集 | 編集する場所での結果の差が小さい | 編集する場所での結果の差が大きい |
テクスチャ | 苦手? | 得意? |
作成 | 細かく言設定できない | 細かく言設定できる |
コメント