やりたいこと
PixelにOTAイメージを手動で適応します。
(簡単に言うとGoogleが定期的にスマートフォンに送信してくるAndroidのシステムを入れなおします。)
試す前に気になっていたこともまとめておきます。
注意
OTAイメージを手動適応を行う場合必ず、バックアップを取り、自己責任で行ってください。
やる前に気になっていたこと
OTAの適応でダウングレードは可能?
古いOTAは適応できませんでした。
OTAの適応でユーザデータやアプリは消える?
消えないようですが、バックアップバックアップを取り、自己責任で行ってください。
OTAの適応とファクトリーイメージの適応は異なる?
異なります。
ファクトリーイメージの適応ではダウングレードが可能である一方、すべてのデータが必ず消えます。
またダウングレードした後はOSのバージョンが勝手に上がるわけではなくシステムアップデートに保留されたアップデートとして表示されます。
またリスクも高い印象です。(下にオフィシャルのドキュメントのリンクを張りますが、私の環境ではWebツールは動作せずOTAの適応よりも動作しているかわかりにくく怖いタイミングある印象でした)
ファクトリーイメージの適応に関しては以下のページを参照してください。

OTAイメージの適応はすべきときは?
それではいつOTAイメージを適応するかというと、自動のOTAの適応に失敗したときだそうです。
あとはOTA適応後にいろいろやったらOSが不安定になったらダメもとでやってみてもいいかもしれません。
手順
前準備
ADB
adbをインストールします。(私はAndroidStudioをインストールしたときに同時にインストールされたので以下の手順では行っていません。)

ADBをパス無しで実行できるようにします。
USB接続
対象のPixelとPCをUSBで接続し開発者向けオプションからUSBデバッグをOnにします。
開発者向けオプションの出し方は以下のページを参照してください。
OTAデータのダウンロード
下のページから適応したいOTAをダウンロードします。(Modelごとに異なるので注意)

ファイルをダウンロードしたら以下のコマンドを実行します。
certutil -hashfile ダウンロードしたファイルのパス SHA256
SHA256で計算したハッシュ値が表示されます。
ファイル名の拡張子前の8桁がハッシュの最初の8桁なのであっているか確認します。(間違っていたらファイルが壊れているので再度ダウンロードします。)
下は実行例で赤枠内が同じであることを確認します。

OTAの確認
”設定 → システム → ソフトウェアのアップデート → システムアップデート”から未適応のOTAがないことを確認します。
適応
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
adb reboot recovery
再起動され”No Command”と表示されたら電源を押しながら音量大を押します。
メニューが表示されるのでApply update from ADBを選択し実行します。(音量で選択して、電源ボタンで実行)
以下のコマンドを実行します。
adb devices
以下のようにデバイスの横にsideloadになっていることを確認します。

ダウンロードしたOTAを以下のコマンドで適応します。
adb sideload ファイル名
処理が完了したらReboot system nowを選択して再起動して完了です。
参考にさせていただいたサイト


コメント